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学校法人大阪医科薬科大学
理事長 植木 實

学校法人大阪医科薬科大学は、学校法人大阪医科大学と学校法人大阪薬科大学の法人合併により、大阪医科大学、大阪薬科大学、高槻中学校・高槻高等学校を有する医療系総合大学・学園として、2016年4月1日に誕生しました。
本学法人は、寄附行為第3条に「この法人は、教育基本法及び学校教育法並びに私立学校法に従い、学校等を設置し、国際的視野に立った教育、研究或いは良質な医療の実践をとおして、創造性と人間性豊かで人類の福祉と文化の発展に貢献する人材を育成することを目的とする」と掲げ、世界的視野を持つ人間性豊かな良質の医療人及び次世代のリーダー・グローバル人材の育成を使命としています。

日本最初の5年制高等医学専門学校として1927年に設立された大阪医科大学を前身とする医学部は、これまでに約10,000人の優秀な医師を輩出し、併せて、同様の歴史を持つ看護教育により約5,000人の看護師が誕生しています。

また、1904年創設の伝統と歴史を持つ大阪薬科大学を前身とする薬学部は、これまでに約23,000人の卒業生を社会に送り出し、病院、薬局、製薬メーカー、官公庁、教育機関などの幅広い分野で我が国の薬学教育及び製薬企業等における中心的役割を果たしています。

中等教育学校である高槻中学校・高槻高等学校は、1940年の創立以来、約16,000人の優秀な人材を輩出してきました。近年は、文部科学省から指定されたSSH(スーパーサイエンスハイスクール)やSGH(スーパーグローバルハイスクール)に基づく特色あるカリキュラムに取り組み教学強化を図るとともに、2017年度には共学化し、次世代のリーダー・グローバル人材の育成に一層力を注いでおります。

2020年に高槻中学校・高槻高等学校は創立80周年を迎え、2027年に大阪医科大学創立100周年、2029年に大阪薬科大学創立125周年を迎えます。それぞれに長い歴史を有する大学・中等教育学校を擁する本法人は、いくつかの事業を同時に進めております。高槻中学校・高槻高等学校のキャンパスは2020年に図書館・講堂をはじめとするキャンパス全面整備が完了しました。2018年3月に竣工した次世代がん治療施設「関西BNCT共同医療センター」は、同年6月に開院してPET-CTでの検査やサイクロトロンによる薬剤の製造を開始するとともに、基礎・臨床研究や新たな治験等で研究実績を積みながら、がん医療の拠点として貢献できるよう取り組んでおります。2022年には病院A棟の開院、北摂地域の三次救急を担う救命救急センターが稼働しています。2025年の病院B棟の完成とともに「Super Smart Hospital」と「温かい病院づくり」を掲げた病院本館がグランドオープンいたします。また、新たな研究施設として第1研究館も2025年に完成、講堂の建築など、長期計画を着実に進めてまいります。

一方で、社会及び地域への十分な貢献を通して、社会の公器としての役割を担いながら、学校法人経営の要点である継続性・公共性・独自性を堅持していく所存です。それを実践するためにも、法人運営の柱である人材の育成に注力し、法人基盤の強化を図ってまいります。

本法人は、我が国の人口構造と社会情勢の変化を見据え、良質・高レベルの医療人の養成、並びに医学・薬学・看護学が連携・融和する先進的医療体制の構築・提供を目指し、特色ある学際的教育・研究とチーム医療教育を推進し、加えて幅広く志望大学への進学に資する次世代人材を育成するなど、魅力ある学校作りを行っていきます。教育、研究並びに医療を中心とするCenter of Communityとして、持続的社会貢献(Sustainability)を果たし、私立学校法の改正に対応した法人の新たなガバナンス体制を構築するとともに、本邦でも最優の特色ある医療系総合大学・学園への発展を目指し、一丸となって邁進いたします。

略歴

大阪医科大学卒業、同大学院修了(医学博士)。同大助手、助教授を経て平成7年に教授。専門は産婦人科学。大阪医科大学病院長、大阪医科大学学長を経て平成22年から理事長。平成28年から現職。

学校法人大阪医科薬科大学 理念と目的・使命・ビジョン

 1. 理念と目的

国際的視野に立った教育、研究或いは良質な医療の実践をとおして、
創造性と人間性豊かで人類の福祉と文化の発展に貢献する人材を育成する。

2. 使 命

医学・薬学・看護学の教育研究或いはそれらの実践をとおした次世代を担う良質な医療人の育成
並びに魅力ある中等教育の実践をとおしたグローバル人材を育成する。
また、病院施設では高度安全な医療を地域社会に提供する。

3. ビジョン

教育・研究・医療を中心とするCenter of Communityとして本邦有数の医療系総合大学・学園への発展を目指す。
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